最新情報

INFORMATION
交通事故のコラム

【弁護士コラム】胎児の死亡

交通事故の法律相談を受けていると、故に遭った際、妊娠していたというケースもよく耳にします。

仮に、妊娠中の母親が交通事故に遭い、胎児だけ死亡してしまった場合はどうなるのでしょうか。

民法3条1項には、「私権の享有は、出生に始まる。」とあります。これはつまり、人が法律上の権利を有することができるのは、出生の時(母体から全身が出てきた時)からだ、ということを意味しています。

従って、胎児が交通事故により、母体内で死亡したとしても、胎児自身は加害者に損害賠償請求ができない、ということです。

しかしそれだけでは交通事故の妥当な解決は図れません。そこで、胎児の両親は、固有の権利として、胎児が死亡したことに対する慰謝料を請求することができます。

金額は出産が近くなる程大きくなり、出産間近になると、1000万円に近い金額が認められることもあります。