もしかすると、自分がむち打ちなのかな?とは思っていても、自分がむち打ちかどうかははっきり分からない、と悩んでいる方も多いと思います。
むち打ちに該当するかどうかは、判別検査を行なえば、ある程度確認をすることはできます。
むちうちの代表的な判別検査には、下記の検査方法があります。
1.スパーリングテスト
スパーリングテストとは神経学的なテストで、神経根(脊髄から枝分かれをした頚髄神経のこと)障害について調べる検査です。
この検査では、頭を傾けてそのまま下に押しつけるようにします。そうすると神経根の出口が狭められますが、神経根に障害がある場合、その神経根の支配領域にある放散痛(広く外側に散らばるような痛み)やしびれが生じます。
そのため、交通事故の被害者が日常的に感じているむちうちの症状や、その症状がさらに悪化した痛みを感じるようになります。
同じ目的の検査には、スパーリングテストのほか、ショルダーデプレッションテスト、ジャクソンテストと呼ばれる検査があります。
2.筋萎縮テスト
筋萎縮テストとは、筋萎縮の程度を測る検査です。神経の麻痺が継続的に生じている場合、筋は萎縮してきますので、その程度を測ることにより、神経の麻痺の有無を検査します。
方法としては、両上肢の肘関節の上下10cmのところの上腕部と前腕部の腕周りを計測し、その部分がやせ細っているかどうかを確認して、むち打ちの所見が出ているかどうかを判断します。
3.深部腱反射テスト
深部腱反射テストとは、腱をゴムのハンマーで叩き、筋に刺激を与えたときに起こる反射(筋収縮)の有無を確認するテストのことです。
正常な場合であれば、深部腱反射により上腕二頭筋は屈曲しますが、腕橈骨筋の場合は前腕が屈曲し、上腕三頭筋は伸展します。
しかし、もし脊髄に異常がある場合は、反射は亢進(「こうしん」と読みます。増すことをいいます。)を示します。また、神経根に異常が認められるときは、反射は低下するかもしくは消失します。
むち打ちには、14級や12級の後遺障害として等級認定を受けることができる症状のものがあります。しかし、14級や12級の後遺障害として認定されるためには、治療を受けている間も、適切な対処が必要です。
むちうち(むち打ち)は後遺障害として等級認定をされた場合、14級9号あるいは12級13号に認定されます。しかし、どのような違いが14級9号と12級13号を分けているのか基準を知らない方も少なくないと思います。
むちうち(むち打ち)は、交通事故に遭った際によく患う後遺障害です。皆様も一度は耳にしたことがある後遺障害ではないでしょうか?
脊髄損傷とは、人間の小脳から腰椎(ようつい)に伸びている中枢神経である脊髄(せきずい)が、交通事故で生じた衝撃によって損傷することをいいます。症状としては損傷された脊髄から手足の指先の部分において運動・知覚に障害が現れ、また麻痺を生じます。